| 「日本とこれら諸外国とのデザインに対する意識の違いはどこからくるのか?」
それは「暮らしぶり」のちがいなんです。
「暮らしぶり」とは豊かな暮らしの現場です。
イタリアの場合、自分の家にお客さまを招く事が一般的な事であり、
それが家のもつ本来の役割なのです。
お客様がやってくるおうち・・・そうするうちに、食器も段々と吟味された物になり、
自分にそして家族にピッタリの物を探すようになるのですね。
それが家具であったりインテリアであったり・・・どんどん進むと文化にまで発展してしまうのです。
1960年代ミラノでは住環境の整備が行われた。
屋外看板を撤廃し、生活の基盤となるインフラを整え、そして古い団地を取り壊す、
など急ピッチで進められた。
これらは全て豊かな暮らしをするため!
すなわち「暮らしぶり」をよくするという目的のためスクラップアンドビルド、
壊しながら整えていったのです。
逆に残すものは残す!
ということで、ローマ・ベニス・フィレンツェなどはそれぞれの特性をもたせた町として
再建させることになりました。
どうやらこの時代がイタリアと日本の分かれ道になったようです。
それから数十年経った現在の日本では、京都へ訪れる観光客が年々減少しています。
一方・・・年々増加しています。
アジアで大きな広い家というものは無理なのかぁ・・・と言うと決してそうだとは言い切れません。
実際に韓国では「暮らしぶり」の為、既に住環境の再整備が始まっているのです。
日本はなによりまず「暮らしぶり」の意識を持たなければ、
何も見えてこないし、何を作ったらよいのか分らなくなりますよ。
100円ショップとコンビニで過ごす「暮らしぶり」になっては困るのです。
これから日本はどうすればよいのか?
まず考えてみて下さい、日本独自のものとは何でしょうか?・・・・・。
イメージが大切です。
それをまず頭におきベースにして考えていかなければなりません。
「これからのモノづくり」
価格は二の次で、じっくりと考え創られたものが支持されるのです。
ヨーロッパにはそういう物をしっかりと受け入れてくれる仕組みや土壌がちゃんとあります。
1秒でも1分でも1歩でも明日に向かって行動をおこす事をしなければ、
生き残れない時代になりました。
カバンを手にとりすぐにでも世界に飛び出す!イタリアの中小企業・・・
考えるだけではなく行動をおこすことが大切なのです。
中小企業は世界に自ら売りに行くそんな時代なんです。 |